やきものを通して人や街との「つながり」をつくる
やきものは生活の中にあって、使われてこそ価値が判るものです。日常の中でせっかくなら「本物を使ってほしい」という想いをこめて、質の高い、いつまでも愛着の持てる茶器を作っています。
初代の醉月は明治2年生まれ。その頃は「型ばんこ」と呼ばれる木型を使って急須作りをしていました。その後、2代目はロクロを手がけるようになり、現在はサンドブラストや樹脂など、新しい技術を取り入れた作品づくりを展開しています。
作家として魅力のあるものづくりを目指すのはもちろんですが、やきものを通して芸術文化を発信していきたいと願っています。地域産業である萬古焼を中心とした「つながり」をつくり、街や人がいきいきと暮らしていける・・・そんな窯元でありたいですね。