手仕事の技を信じて
四日市では少ない急須作家として、伝統工芸である「型ばんこ」を現在も手がけています。木型に土を伸ばして貼付けて仕上げる型ばんこは、ロクロでは表現できない繊細さがあります。手間も時間もかかりますが、作り手としては魅力を感じます。
急須づくりも同じです。赤土を使って全ての工程を手作りで仕上げます。フタに鈴を入れたり、透かし彫りを施したり、手仕事でしかできないことに力をいれています。技術と美しさを兼ね備えたものは100年後も残っていくと信じて、これからも心をこめて手仕事を続けていきます。